この夏、マルセイユを旅してきたマリンフランセーズ。その旅の中での素敵な出会いとともに、スペシャルな商品ができあがりました。
こだわりのマルセイユ石けんを作り続ける小さなサボネリー、LICORNE(リコーヌ)。マリンフランセーズでは4月〜限定発売した石鹸やグッズがとても好評でした。今回は、LICORNEのシンボルであるユニコーンのイラストをプリントしたトートバッグを別注しました。
COLLABORATION
このイラストを描いたのは、この夏マリンフランセーズでTシャツとグッズでイラストコラボをさせて頂いた城之尾 武司(じょうのお たけし)さんなのです!
マルセイユでの素敵な出会いが重なった特別なバッグ。このバッグの紹介と合わせて、LICORNEと城之尾 武司さんとのストーリーと、マルセイユから届いた今の風景をお届けいたします。
LICORNEのシンボルであるユニコーンのイラストが映える、ホワイトキャンバスを使用。カモメが石鹸を加えていたりと、マルセイユの空気感がたっぷり詰まっています。
通常のA4サイズより一回り大きいサイズ感、持ち手の配色、縁どられたパイピング仕様など、ディティールまでこだわりました。これからの夏のお出かけにピッタリのバッグです。
STORY
LICORNEを日本で広めたい思いで、マルセイユに通い日本での立ち上げを叶えた山林さんに、城之尾 武司さんとのストーリーを伺いました。
- 城之尾さんとの出会いは?
山林
さん
2017年、私がマルセイユにあるLICORNE本店にマルセイユ石けんの輸入について相談しに行った際、城之尾 武司さんとはじめてお会いしました。まだ彼が現地の日本料理屋さんをお手伝いされていた時で、私が偶然お店に立ち寄った際に話しかけてもらったのが始まりです。右も左もわからない街で出会えてとても心強かったことを覚えています。マルセイユに行った際は共通の友人と話したり、お酒を飲んだりする仲間です。
- LICORNEのビジュアルデザインをお願いした経緯は?
山林
さん
1年後の2018年、恵比寿でイラストの個展を開くということで伺いました。彼の描く優しいタッチや、淡い色使い、心が晴れるような生き生きとした人物を描く作品に魅了され、すぐに数点購入しました。
その後、私が日本でLICORNEを立ち上げることになり、マルセイユの空気や色彩を表現してもらえるのは誰かと考えた時に思い立って、ポストカードのデザインや、ユニコーンのビジュアルを作成してもらいました。
MARSEILLE
このイラストを描いた城之尾 武司さんから、マルセイユ現地の風景が届きました。
マルセイユの観光気分が味わえる、城之尾 武司さんからのコメントと合わせてご紹介いたします。
Cour Julien クール・ジュリアンのアイス屋さん「エレファン・ローズ」
クール・ジュリアンはマルセイユの丘の上、2つの広場に挟まれたレストラン、バー、個人経営の雑貨・服飾店が 集まる地帯です。
グラフィティだらけでごちゃごちゃした感じは、とてもマルセイユらしいです。その一角にあるエレファンローズは、アイス好きなら外せない店の一つです。
この日食べたのはいちごシャーベットですが、はちみつオレンジフラワーとかが好きですねえ。手作りですし、なんでも美味しいです。
ここは観光ポイントとしてすでに有名ですが、マルセイユで一番古い有名な金物屋です。金物、調理器具、掃除器具、果てはレトロなおもちゃや室内装飾、服飾などなど、アンティークスタイルを一貫してて古いヨーロッパを楽しめるお店です。
古い建物をうまく利用してカフェやら展示スペースやら迷路のように改装してて、レトロスタイル好きなら見て歩くの面白いですよ。
このお店があるのはNoailles(ノアイユ)という移民街で、店をでるとすぐ横は北アフリカ・アラブ系の雑貨屋、市場で賑わう超庶民的(貧困とも言う)な地域です。この異文化交わった感じもマルセイユらしいです。
PROFILE
城之尾 武司
(じょうのお たけし)
@takeshi_jonoo_drawing
マルセイユ在住の画家/イラストレーター。
1999年多摩美術大学グラフィックデザイン科卒。2000年よりゲーム業界でコンセプトアーティストとして働き、2015年に独立しアーティストとして活動を始める。水彩のにじみから成る具象と抽象の間で表現を模索しながら、僕の世界はますます詩的で素朴な子どもの世界を目指しているように思います。感動と思索をもたらす作品を描けることを願いつつ、試行錯誤は続きます。
LICORNEとは
LICORNEは太陽が降り注ぐ南フランスの港町・マルセイユに本店を構えるユニコーンが目印の小さなサボネリー。爽やかな潮風に包まれる港ちかくの工房で、伝統的なマルセイユ石けんを手作りしています。オリジナルフレグランスのオーバル型石けんは、地元のみならず世界中のファンに愛されています。
17世紀から脈々と受け継がれる製法により、手間と時間をかけて作られるフレンチレトロな石けんは、忙しい日々に「心がふと落ち着く時間」を思い出させてくれるアイテムです。LICORNEは無形文化財企業(EPV)としてフランス政府の公認を受けています。石けんを泡立てる幸せなひとときを南仏プロヴァンスからお届けします。